【2020年9月最新版】MUP Usagi Bar【会計ベーシックデザイン:税金は無知の罰金である!?】
こんにちは、be_w0rksです。
急に秋っぽくなってきましたね。ここ数日は夜半袖だと肌寒いくらいです。でも学び狂うにはこのくらいの気候の方がいいですね!!知識への投資は莫大なリターンが返ってきます。今週もガシガシアウトプットをしていきたいと思います!!
この記事はこんな人にオススメです
- 学び狂い中!でもMUP生限定「木曜うさぎライブ」を見逃してしまったアナタ
- 稼いでも稼いでも自由に使えるお金が増えない!なんでだ!!というアナタ
- サラリーマンでもできる節税方法を知りたい!!というアナタ
では早速、行きましょう。
今週のMUP生限定『木曜うさぎライブ』のアウトプットです。
今回のテーマは【会計ベーシックデザイン】です。
会計、税金、控除、確定申告、苦手な言葉が並んで無意識のうちに敬遠していた部分です。自分はサラリーマンなので毎年12月に会社で年末調整しているのでいいか。ぐらいにしか思ってませんでした。昨年自宅を購入したので確定申告しましたが、もう面倒過ぎて二度とやらない!!と決心しました。が、、、本セッションを学んで、なんてもったいないことをしていたんだ!!と改めて痛感しました。今年でサラリーマン13年目。もったいなすぎる。何をいままでやっていたのか。と後悔の嵐です。こんな心境になるくらい、今回のセッションは有益な情報盛り沢山です。今回の内容を実行をするだけで、MUPの月額費なんて軽くPayできちゃいそうです!!
今回覚えるべきポイントは下記の3つです。
- 収入と所得の違いとは?
- 年収1,000万のサラリーマンの手取りはいくら!?
- お金が残る3つの魔法とは!?
1.収入と所得の違いとは?
税金は年収500万の人も、年収10億の人もみんなに同じルールが敷かれています。税金は全員が同じルール、同じ義務の元で成り立っています。同じルールの中でいかにルールを把握してプレイできるか、ルールに精通いるかで生涯数千万、つまり家1軒分のお金が変わってきます。ではみなさん『可処分所得』と『課税所得』の違いを説明できますでしょうか?『収入はいくら?』と『所得はいくら?』と聞かれてパッと答えられますか?おそらく多くの方が答えられないと思います。『収入』とは額面つまり年収のことです。年収から控除を引いた金額が『所得』です。収入税という言葉を聞いたことがありますか?所得税という言葉はきいたことがありますか?収入税というのは聞いたことがないと思いますが、所得税はきいたことがあると思います。収入税というものは存在しなく、あるのは所得税です。つまり、収入に対して税金がかかるのではなく、控除を引いたあとの所得に対して税金が掛かります。年収1,000万の人であれば、1,000万に対して課税されるのではなく、1,000万から控除を引いた金額に対して課税されます。
では控除とはなんでしょうか?控除とは簡単に説明すると、『個々人の生活環境の違いを公平に反映する為のもの』です。例えば、年収が同じ1,000万のAさんとBさんがいるとします。Aさんの母の介護が必要、Bさんは独身で親も元気だとします。このように生活環境が異なるのに税率が同じなのはフェアではありません。年収が同じなのに子供が10人いる人と子供がいない独身の人が同じ税率はフェアではありません。このように個々人の生活の違いや環境の違いを公平に反映させる為にあるものです。『控除』と聞くとあまいいいイメージがないですが、『控除』はとてもありがたいものなのです。『控除様』と呼びましょう。
続いて、税金には国に払うものと地方に払うものがあります。住民税は市区町村に6%、都道府県に4%の合わせて10%、国に払う税金は5〜45%です。住民税(10%)+国税(5〜45%)=所得税(15〜55%)と覚えるようにしましょう。住民税と国税を分けて考えるから理解できなくなります。国税庁などはわざと難しく説明して、理解できないように複雑にしているのです。所得税は5〜55%とシンプルに覚えましょう。
2.年収1,000万のサラリーマンの手取りはいくら!?
では、年収1,000万のサラリーマンの場合で実際に考えてみましょう。『給与収入-給与所得控除等=所得』となります。下記の表に照らし合わせてみてみましょう。年収1,000万の場合は表の最下段の8,500,000円超が該当しますので、給与所得控除額は195万(約200万)となります。1,000万−約200万=約800万が所得となります。給与所得控除額は年収に応じて一律となります。
続いて課税所得です。所得から子供や寄付、医療などの所得控除を引いた額が課税所得となります。年収800万の人が800万の寄付をしたら。課税所得は0円となります。今回は計算が複雑になってしますので課税所得額は0円で計算します。所得800万-所得控除0=課税所得800万となります。この課税所得に対して、所得税が掛かってきます。収入に対しての税金ではなく、所得に対して税金がかかります。下記の図に沿って計算をしてみます。
課税所得800万ですので、695万を超え900万以下に該当しますので、23%ですが住民税10%も加え33%として計算します。800万の33%なので265万(約260万)です。この約260万から控除額の636,000円(約60万)を引くと、約200万が所得税額となります。これは国税庁が出している計算式です。その計算式に沿って計算するだけなので、意外と簡単に計算できます。もう一度整理すると下記のような図になります。
『収入』の1,000万から『給与所得控除(一定額で引かれる控除)』を引いた物が『所得』です。その『所得』から『所得控除(家庭環境を考慮して公平にするもの)』を引いたものが『課税所得』です。この『課税所得』に『所得税率』を掛けたものが『所得税』となります。年収1,000万の人は『収入1,000万-所得税200万=800万』なので手取り800万!!と言いたいところですが、忘れていけないのは社会保障です。社会保障の計算式は下記です。
課税所得の800万に対しての14.40%なので約116万となります。つまり、年収-所得税・住民税-社会保障=過処分所得・手取りとなります。下記のようなイメージです。
年収1,000万-控除200万=所得800万。所得800万-控除0円=課税所得800万。課税所得800万×所得税率=200万。課税所得800万×社会保障14.40%=100万。つまり収入1,000万-所得税200万-社会保障100万=700万が過処分所得・手取りとなります。これを理解すれば確定申告も書けるようになります。できるのに、やらないのはもったいないですね。
3.お金が残る3つの魔法とは!?
お金が残る3つの魔法について説明していきます。その前に下記の図をみてください。この図はみなさんの収入、お金の流れのイメージ図です
収入という蛇口からお金が注がれ、まずはじめに課税所得というタンク①にお金が溜まります。そしてそのタンク①から税金や保障が引かれ、残った分が可処分所得というタンク②に溜まります。そのタンク②に溜まったお金が生活出費としての手取り、つまり自由に使えるお金です。では、サラリーマンがこのイメージ図の中でコントロールできる部分はどこでしょうか?サラリーマンが収入を自分でコントロールできますか?サラリーマンが税金を自分でコントロールできますか?できないですね。副業や残業をして収入を増やしたとしてもその分税金も増え、結果的に可処分所得はあまり変わりません。唯一コントロールができるのは出費の部分です。まずやるべきことは、収入を増やそうとするのではなく、『控除』をしっかり使って、出費の部分をコントロールすることです。控除をしっかりと使うこと。控除額をあげると一番ダイレクトに手取りも増えます。
では、どうやってコントロールしていくのでしょうか?その魔法は下記の3つです。
- 課税所得出費
- 所得分散
- 損益通算
課税所得出費
まず、課税所得出費です。家賃や飲食代、通信費、駐車場代、水道光熱費などの生活費を課税所得から出費することです。先ほどの図のシンク②からではなく、シンク①から生活費を出費することです。課税所得出費を増やすことが重要です。実際に100円のコーヒーを買う場合の例で見てみましょう。
サラリーマンが100円のコーヒーを購入する場合ですが、実際の収入は125円が必要となります。125円の給与収入に対して、約20%の税金と社会保障で計25円が差し引かれます。残った可処分所得の100円でコーヒーを購入します。125円の収入を得て、100円のコーヒーを購入すると最終的に残るお金は0円です。
一方、コーヒーを課税所得から出費した場合です。125円の事業所得があり、そこから会議費等の名目で100円のコーヒーを購入します。すると125円-100円=25円となり、この25円に対して20%の税金と社会保障で5円が差し引かれます。25円-5円=20円となり、最終的に残る残るお金は20円となります。
可処分所得から支出する場合と課税所得から支出する場合で最終的に残る金額に20円もの差が出てきます。たった20円と思うかもしれませんが100万の場合、500万の場合と考えると、かなり大きな差になってきます。神の恵である『控除様』をしっかりと活用しましょう。活用しないと損です。
所得分散
続いて所得分散です。日本は累進課税なので、年収が上がれば上がるほど、税率も高くなります。課税所得が200万の人の所得税は5%ですが、課税所得1,000万の人は約43%の所得税が掛かります。下記のような計算式になります。課税所得1,000万に対して約43%の所得税、つまり430万です。ここから153万の所得控除があるので、1,000万-(430万-153万)=277万が所得税となります。
続いて、個人事業で所得を奥さんと500万づつに分けた場合です。課税所得500万に対して約30%の所得税、つまり150万です。ここらか43万の所得控除があるので、500万-(150万-43万)=107万が一人当たりの所得税となります。2名なので、107万×2名で214万が1,000万に対しての所得税となります。277万と214万で63万もの差が生まれてきます。
損益通算
最後の魔法は損益通算についてです。サラリーマンの給与と個人事業主としての事業所得がある場合、二つの別々の所得をどうやって計算するのでしょうか?そこで出てくるのが『損益通算』です。下記の図を見てみましょう。
所得の柱はサラリーマンの課税所得と個人事業主としての事業所得の二つがあります。ただ、事業で経費が掛かり過ぎて事業赤字が出てしまいました。この場合、サラリーマンの課税所得と通算して損益計算することができます。事業赤字のマイナスがサラリーマンの課税所得から補填され、サラリーマンの課税所得が減ります。課税所得が減ることによって税金も少なくなります。さらに、もっと経費が掛かり過ぎて、サラリーマンの課税所得以上に赤字が出てしまった場合、青色申告を出していれば、3年間繰越控除を受けることができます。赤字を作ることが大事なのです。
最後に1点だけ、注意すべきことがあります。それは『原価償却』です。例えば課税所得が500万の場合、約250万が税金で差し引かれ、手残りは250万となります。そこで、決算前に300万の新車を経費で購入して、課税所得を200万にすると、税金は100万となります。このまま決算月を迎え、決算後に300万の車を売却し、売却益300万を得れば、100万+300万で計400万の利益となります。とても賢いスキーム、、、、のように思えますが、これはできません。これができてしまったら決算もクソもなくなってしまいます。
そこで登場するのが『原価償却』です。300万の新車は1年間で一気に経費計上するのではなく、50万×6年間に分けての経費計上となります。これが原価償却です。新車のように使用期間が1年間を超えるものは『固定資産』となります。固定資産の中には、時間が経過したり使用が継続されたりすることで、機能的・物理的な価値が下がっていくものがあり、固定資産の価値の減少に伴い、固定資産の購入に費やした金額を使用期間に合わせて費用化する会計処理のことです。一般事業者の場合は新車の耐用年数は6年となります。一方、中古車の場合は耐用年数が短くなるため、新車に比べ中古車のほうが短期間で償却できることになります。3年落ちの中古車を300万で購入した場合は100万×3年で償却することができます。
経営者が中古を好む理由はここにあります。
まとめ
ポイントは大きく分けて3つです。
- 生活費は経費として課税所得のシンクから払うべき。その為には個人事業主になりましょう。
- 所得分散を行い、手取りを増やすべき。
- 損益通算を行い、給与と事業収入を確定申告するべき。
やっぱり目から鱗の情報です。既に4月頃のウサギLiveでこの講義を受けており、まとめ資料作成を通して自分でもインプットできているつもりでいました。でも再度聞くと結構忘れてますね。まとめ資料作成やブログでのインプット&アウトプットも大切ですが、もっと大切なことは行動に移すことだと思います。なので!!とりあえず、個人事業主申請をしてみようと思います!!その様子はまたこのブログで報告いたします。
今週もあっという間の30分でした!
木曜ライブのスライドを自分なりに模写していますので
見逃した方や、復習用にスライドが欲しい!
という方がいらっしゃれば、InstagramからDMをお願いします!
Instagram :be_w0rks